画面上にグリッドを引いてコーディング補助 CourtEnd Visionのご紹介

「目安の線」をソフトウェアで

CourtEnd Vision は、映像の上に透明なグリッドを常時重ねて表示するデスクトップツールです。Windows と macOS の両方に対応しており、起動するとすぐに画面上にグリッドが現れます。コートの四隅にある小さなハンドルをドラッグして、映像上のコート四隅に合わせるだけ。すると透視補正されたグリッドがコートの形にぴったりと重なり、ゾーンの区切りが一目でわかるようになります。

グリッドはいつでも最前面に表示されますが、ハンドル以外の部分はクリックが下のアプリに透過するので、コーディングソフトの操作はまったく妨げません。グリッドを重ねたまま、いつも通りに作業が進められます。色・透過率・線の太さも自由に調整できるので、映像の明るさや背景に合わせてカスタマイズできます。


ナショナルチームのアナリストも「線を引く」

「そんなの初心者向けでしょ」と思われるかもしれません。でも実は、ナショナルチームレベルで活動するアナリストの中にも、デスクトップ上に線を引くアプリを使って目安となる線を引いたり、モニターに直接線を引いたりして目安にしている人もいます。コートを目で見てゾーンを瞬時に判断する作業は、どれだけ経験を積んでも、何らかの「基準」があったほうが正確なのです。
特にコーディネーションデータ(コート上をクリックすることで座標データを記録する)を入力する場合には、この補助グリッドがあったほうが断然やりやすくなります。

通常の入力でも、交換したビデオから、コーディングを行うときに威力を発揮します。普段とは異なるカメラアングルの映像をするとき、映像の歪みが大きいとき、あるいは長時間のコーディングで目が疲れてきたとき。そういう場面では、視覚的な補助線があるだけで判断の精度がぐっと上がります。熟練者にとっても、CourtEnd Vision はその「リファレンス」として自然に使えるツールです。


ゾーンを「体で覚える」練習として

またオプション機能として、ゾーン番号、サブゾーン情報の表示が可能です。

初心者にとっては、ゾーン番号を感覚として習得するための練習ツールとしても有効です。

グリッドにはゾーン番号(1〜9)の表示・非表示を切り替える機能があります。最初は番号を表示したまま映像を見てコーディングを繰り返す。徐々に慣れてきたら番号を消して、自分の感覚だけで判断してみる。正解を確認しながら反復できるので、少しずつゾーン感覚を体に染み込ませていけます。

さらに、各ゾーンを4分割したサブゾーン(A・B・C・D)の表示機能もあります。サブゾーンは、向こう側のコートで反転してると「ん?あそこは9A?9D?」と混乱することが初心者のうちはよくあります。

より精細な落下地点の判断が求められる局面でも、段階的に精度を上げていけます。焦らず、自分のペースで解像度を高めていける点が、このツールの優しいところです。


コーディングのアシスタントとして

CourtEnd Vision は、映像分析の精度を一気に引き上げるような大きなツールではありません。でも、コーディングを始めるたびに「このゾーンどっちだっけ」と迷う時間をなくし、作業に集中できる環境を支えてくれます。

補助線は、いずれ必要なくなるものです。使い続けるうちにゾーン感覚が身についてきたら、グリッドを非表示にして作業する場面も増えてくるはずです。それでいいのだと思います。まず始めることが大切で、CourtEnd Vision はその「最初の一歩」を後押しするために作られたツールです。初心者にも、経験を積んだアナリストにも、リファレンスとして気軽に使ってみてほしいと思います。

ダウンロードは以下から

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