試合前夜、あなたはどうやってレポートをコーチや選手に届けていますか?
LINEで送る。印刷して渡す。Google スライドのリンクを共有する。口頭で説明する——。
おそらく、この問いに対する「正解」はないでしょう。チームの規模、予算、コーチとの関係性、選手のリテラシー、環境によって答えはまったく違ってきます。
この記事では、スカウティングレポートや分析資料の「渡し方」について整理します。ただ、ここで紹介する方法が正解だというわけではありません。むしろ、みなさんの現場のやり方を聞かせてもらいたいというのが、この記事の本当の目的です。
よく使われる共有手段とその特徴
印刷・紙で渡す
アナログに見えて、意外と根強い方法です。
選手がスマホを持ち込めない環境(部活動など)や、ミーティング中にその場でメモを書き込みながら確認したい場面では、紙の資料が一番使いやすいこともあります。更新ができないこと、コストがかかる、印刷の時間がかかることが欠点ですが、「手元に残る」という安心感はデジタルにはないものです。
また一覧性、という部分でも紙の強さがあり、同じチームの前回の対戦とどこが違うのか見比べるといったことも紙なら簡単にできます。
LINEやメッセージアプリで送る
高校・大学の現場では最も普及している方法かもしれません。PDF や画像をそのままグループに送れるので手軽です。ただし、ファイルが流れてしまう、過去の資料を探しにくい、という問題があります。重要な資料を「チャットの流れ」に埋めてしまうのは、少しもったいないとも言えます。
ただLINEの使い方ひとつでも、流れてしまわないようにLINEのノート機能を使うであるとか、いろいろなtipsがあると思います。
Google スライド / Canva などのクラウド資料
リンク一つで共有でき、更新が即座に反映されるのが強みです。試合当日の朝に数字を直しても、選手が開いたときには最新版が表示されます。それぞれのプラットフォームの強みがあると思います。
ただし、相手が「開く気になるか」「ちゃんと見るか」は別の問題です。
口頭・ホワイトボードのみ
資料を作らずに、ミーティングで直接話す。これもれっきとした「共有方法」です。データを見せることより、会話の中で気づきを引き出すことを重視するコーチは、この方法を意図的に選んでいることもあります。
資料があるから、ミーティングで話を聞かなくてもいいや、と思わせてしまったら本末転倒です。
その他
例えば、Dropboxに相手チームごとにフォルダを作ってその中にファイルをどんどん入れていく、とか、PDF共有専用のプラットフォームで使うであるとか、ホワイトボードアプリにペタペタ貼っていく、だとか。もし他の共有方法があれば、フォーラムで教えてください。
「渡し方」で変わること
手段の話だけしていると、本質を見失います。大切なのは「どう渡すか」ではなく、「渡した資料が使われるか」です。
アナリストがよく陥る失敗は、情報量の多い完璧な資料を作って、誰にも読まれなかった、というパターンです。
渡し方を考えるときに一緒に問いたいのは、次のことです。
- コーチはいつ、どのタイミングで資料を確認するか
- 選手は試合前日にスマホで見るか、それとも印刷物でないと読まないか
- 資料の「重さ」(情報量)は、受け手の状況に合っているか
手段と内容と、受け手のリズムが揃ったとき、はじめて資料は「使われる」ものになります。
あなたの現場ではどうしていますか?
ここからが本題です。
上で挙げた方法はあくまでも一例です。実際には「LINEで送るが、重要な試合だけ印刷もする」「Notion にまとめてリンクを共有している」「コーチに応じて形式を変えている」など、もっと多様なやり方があるはずです。
もちろん正解はないとは言いましたが、みんながどうしているかというのは気になるところではあるので、投票機能でぜひ教えてください。
また、CourtEnd のフォーラムで、ぜひあなたのやり方を教えてください。ユーザー数も徐々に増えてきました。CourtEndはお互いの知見を共有していく場、そして切磋琢磨していく場にしていきたいので、ぜひ協力をよろしくお願いします。
CourtEndのフォーラムは、ユーザー登録した人しか見られません。また登録ユーザーでも、匿名で書き込むオプションもあるので、書いてみたいけど、恥ずかしいという方はぜひ活用してください。
この記事はcourtend コミュニティの声をもとに更新していきます。 最終更新:2026年5月18日
