25/26SV男子ファイナル ごく一部レビュー

全体を見ていくとキリがなくなってしまうので、簡単に気になった点だけ見ていきたいと思います。ちなみに3試合合計のデータを見ていくので、局面を見るというよりは、包括的な見方をしていきます。

サーブ&レセプション

まずはお互いのレセプション成績を個人別でみていきます。各チーム多い順に4人、左から受け数、ABパス率、その選手がレセプションした時のサイドアウト率、その選手がレセプションしたときのチームの1本目の決定率(First Ball Side Out)となります。

まず気になるのは、お互いのリベロレセプション数。割合で言ったら、ブルテオン山本選手がチーム全体の16%にとどまるのに対し、サントリー小川選手は全体の36%を受けています。もちろんサントリーがリベロが積極的にカバーするというシステム所以の守備範囲の違いもあるのですが、リベロをしっかり外したサントリーと、あえてリベロに打つ場面も作ったブルテオンの差が見えます。

両リベロとも、彼らがレセプションしたときにはチーム内で一番のサイドアウト率とFBSOを残しているので、基本的にはリベロを外した方が良かったといえます。ブルテオンの狙いがどの辺にあったかわかりませんが、ゾーン1に打ってミドルを減らしたい、中央にカバーに来るリベロの逆を突いた、あたりの戦術的意図があったのかと思います。

そうなってくると気になるのは、高橋藍選手がレシーブした後の、数字の低さが気になるところです。パス評価自体は高いので、たまたまかもしれませんし、何か要因があるかもしれません。ご意見があれば、ぜひコメントしてください。

ローテーション別のブレイク

上の図は両チームのローテーション別のブレイク率を棒グラフにして、その要因を積み重ねたものです。

ファイナル3試合トータルの全体のブレイク率はほぼ同じ。ブルテオン32.2%、サントリー32.4%。
グラフから読み取れるのが、

  • サントリーがミスでブレイクをあげてしまっている。
  • ブルテオンはどのローテでも平均的にブレイクしているが、サントリーはセッター前衛時が低い
  • サントリーはブロックでかなりブレイクしている。

サントリーがサーブから切り替えしの局面を作れた回数はセッターが後衛の時、39回に対し、セッターが前衛だと17回。ムセルスキー選手、クリュカ選手、小野寺選手が攻めた分、サーブミスが多く(3ローテで25本、セッター後衛3ローテでは13本)、分母が違うとはいえ、チャンスが作れていません。

クリュカ選手がサーブのS3では、ブレイクとエースでブレイクが稼げているものの、3日通じて、切り替えしでブレイクをとった回数は0。

セッター前衛の時にチャンスが作れてないとはいえ、全体の1stトランジション本数(つまり、切り返しでチャンスを作れた回数)はサントリーがブルテオンを上回っています。セッター前衛であるということを意識しすぎてちょっとサーブミスを献上しすぎてしまったかもしれません。

まだ、何かあればコメント等でご意見いただけると嬉しいです。

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