ビデオカメラ映像設定マニュアル:仕組みと実践ガイド


現在、バレーボールの試合、練習を撮影する民生用ビデオカメラといえばソニーのハンディカム、ほぼ一択ともいえる状況です。パナソニックでも良いには良いんですが。

  • そもそもビデオカメラの種類があまりない(SNSに適したライブカメラがほとんど)。
  • mp4形式が録画ができる。
  • 値段が手ごろ

GoProなどに代表されるアクションカメラは使いやすさや取り回しに優れるものの、ズーム機能が付いておらずバレーコートを遠景で撮るといったような用途にあまり向きません。そもそもスマートフォンの普及でビデオカメラの販売台数も大きく落ち込み、撤退したメーカーも数知れず。業務用カメラに手を伸ばせば、いくつか選択肢がありますがそうなると価格が目を飛び出るほどになってしまうので、アナリスト業界では、PCで扱うのに適したMP4で録画ができるソニーのハンディカムが多く採用されています。

ソニーのハンディカムは、フルオート(おまかせ設定)でも非常に綺麗な映像が撮れる優秀なカメラですが、マニュアルで映像設定をコントロールできるようになると、撮影の意図を正確に反映させたり、のちの映像解析に最適な動画を記録したりすることが可能になります。

カメラが映像の「明るさ」「色」「動き」「ピント」を決定する仕組みと、それぞれの設定項目が映像に与える影響について、勉強しておくことは無駄にはならないでしょう。

カメラの映像設定において、最も重要かつ基本となるのが「露出(明るさ)」を決定する3つの要素(アイリス、シャッタースピード、ゲイン)です。これらはシーソーのような関係にあり、一つを変えれば他で補う必要があります。

ビデオカメラのメーカーによって、項目の名前が違っていたり、項目自体がない場合もあるので、そこはご了承ください。

1. 露出(明るさ)を支配する3大要素

① アイリス(絞り / F値)

  • 語句の説明: レンズを通ってセンサーに届く「光の通り道の広さ(穴の大きさ)」を調整する機構です。「F値(F1.8、F2.8、F4.0など)」という数値で表されます。
  • 仕組み: 数値を小さくする(例:F1.8)と、レンズ内の絞り羽根が開き、穴が大きくなって一度に多くの光を取り込みます。数値を大きくする(例:F8.0)と、穴が小さくなり光の量が減ります。
  • 映像の変化(明るさとボケ感):
    • F値を小さくする(開く): 映像は明るくなります。同時に「被写界深度(ピントが合う奥行きの範囲)」が浅くなり、背景が大きくボケたシネマティックな映像になります。
    • F値を大きくする(絞る): 映像は暗くなります。被写界深度が深くなり、手前から奥まで全体にピントが合った(パンフォーカス)シャープな映像になります。コート全体を俯瞰して撮る場合は、ある程度絞る(F4.0〜F5.6程度)とピントのズレを防げます。

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